滋賀県甲賀市に位置する飯道山(はんどうさん)は、初心者にもおすすめの登山スポットです。
標高は664メートルと比較的低く、山頂までの道のりも整備されているため、気軽に自然を楽しむことができます。
野鳥の観察も楽しめ、四季折々の自然の変化や山頂からの絶景も魅力の1つです。
また、飯道山は多くの歴史跡が残っていて、甲賀忍者の修練場としても広く知られています。
この記事では、初心者におすすめの登山ルートや駐車場情報、熊に関する情報やアクセス方法を紹介しています。
飯道山に登山をするときにぜひ先に知っておきたいですよね!
また、飯道山の登山のあとに立ち寄ってリフレッシュできる温泉情報も掲載しています。
それでは順番にご紹介します。
飯道山は初心者にもおすすめ?
飯道山(はんどうさん)は初心者でも安心して楽しめる登山スポットです。
滋賀県甲賀市に位置する飯道山は、標高664mと比較的低い山で、初めての登山にぴったりの環境が整っています。
登山ルートが複数用意されていて各登山ルートは整備されているため、初めての方でも迷いにくいのが魅力です。
飯道神社の登山口を利用したルートは特に初心者におすすめです。
ただし修験道(忍びの道)ルートの「蟻の塔渡り」など足元に注意が必要な場所もあります。
こちらのルートの難易度は初心者から中級者けの登山ルートです。
山頂までは約4時間30分のコースタイムで、比較的短い時間で登山可能です。
山頂からは信楽の山々や比良山系の絶景が広がり、達成感と感動を楽しめます。
歴史的な背景や奇岩などの意見も多く、自然と文化の両方を楽しむことができます。
初心者にも優しい環境が整った飯道山で、心地よい登山体験をしてみてはいかがでしょうか。
登山ルートや登山口
飯道山の代表的な登山ルート3つと各登山口からのルートをご紹介します。
飯道神社からのルート
こちらの飯道神社の登山口を利用したルートは特に初心者に適しています。
所要時間は、標高400mにある飯道神社の登山口の駐車場から山頂まで片道約1時間程度です。
代表的な3つの登山ルートの中で最も短いルートです。
また、登山の道のりも比較的緩やかな傾斜で初心者向けの登山ルートです。
紫香楽宮跡駅からのルート
信楽高原鉄道の紫香楽宮跡駅から宮町登山口へ向かい、飯道神社を経由する登山ルートで参拝を兼ねて登山が楽になります。
所要時間は、駅から登山口まで片道約60分で、宮町登山口から飯道神社まで約45分です。
公共交通機関を利用される方はこちらの登山ルートがおすすめです。
修験道(忍びの道)のルート
飯道神社から東ののぞきを経由するルートで、修験道の修行や忍者の訓練場としても有名なスポットです。
岩場や鎖場的な軽いアドベンチャー要素が、登山初心者にも達成感を与えてくれます。
30分程度で周れますが、蟻の塔渡りやなど足元に注意が必要な場所もあり、やや難易度があがるため初心者から中級車向けのルートです。
三大寺登山口からのルート
もう一つのルートは、貴生川駅から三大寺登山口を巡るルートで、杖の権現などの展望を楽しみながら山頂を目指せます。
途中には、東方向に眺めのよい露岩あり、杣川、貴生川の町、野洲川、水口の町が見渡せます。
小野登山口からのルート
小野登山口から堀越林道を進むルートは、自然豊かな景観を楽しみながら登ることができます。
白髪神社登山口からのルート
車でアクセスで便利ですが、駐車スペースが限られているため混雑時は注意が必要です。
また、登山開始直後から木でできた急な階段があります。
いずれのルートも道標が整備されており、初心者でも安心して登山が楽しめます。
鎖場や岩場もありますが、スリルを味わいたい初心者にもおすすめです。
自分の体力や興味に合わせて、ぜひ挑戦してみてください!
飯道山の登山用の駐車場とトイレ情報
飯道山には無料で利用できる駐車場がありますが、トイレがないため近隣の施設を利用する必要があります。
飯道山の登山用駐車場は、飯道神社参道入口付近にあります。
駐車場は山の中腹にあり、料金は無料で10台ほど駐車できます。
駐車場から飯道神社まで徒歩約30分かかります。
白髪神社登山口からのルートにも駐車スペースがありますがこちらも限りがあります。
飯道山周辺には登山用のトイレがないため、事前に近隣で備えておく必要があります。
飯道山の熊の出没情報
調査したところ、最近、飯道山の熊が出没したという情報はありませんでした。
過去には、国道307号線を横断したという熊の目撃情報や、熊の爪痕が登山道の木にあったという情報もありました。
また、飯道山ではありませんが、令和6年8月同じ甲賀市内にある信楽町の道路上でクマ1頭の目撃情報が市役所によせられました。
最近、飯道山に熊が出没したという情報はありませんが、登山において熊と遭遇する可能性はありますので十分注意しましょう。
飯道山の歴史|甲賀忍者の修練場だった
飯道山は、甲賀忍者の修練場として知られ、歴史と伝説に彩られた魅力的な山です。
飯道山は、奈良に創建された飯道神社を中心に古いから信仰時代の対象となりました。
特に中世には修験道の一大霊場として栄え、多くの修行者が訪れました。
その後、戦国時代になると、甲賀忍者たちはここを修練場として活用しました。
山全体に広がる奇岩や岩場は、忍者たちの体力や精神を鍛える訓練の場として最適だと言われています。
飯道山の登山では、その修行の痕跡を垣間見ることができます。
飯道山には、甲賀忍者が修練場として利用した理由がいくつかあります。
山内にはの岩場や隠れやすい地形が多く、敵の目を避けるのに適した環境でした。
神社周辺には宿坊があり、忍者たちの修行者として活動しながら技を磨かれたとされています。
現在の飯道山は登山や観光スポットとして親しまれていますが、修験道と甲賀忍者の歴史が色濃く残る場所です。
この山を訪れることで、ただ自然を楽しむだけでなく、忍者たちが鍛えた精神や体力の一端を感じることができるでしょう。
歴史と自然が融合した飯道山で、時代を超えた魅力を体感してみてください!
飯道山の近くの温泉情報
飯道山の周辺にはいくつか温泉施設があります。
以下に、登山の疲れを癒してくれる魅力的な温泉をご紹介します。
甲賀温泉 やっぽんぽんの湯
自然に囲まれた静かな環境で、リラックスできる温泉が楽しめます。
ぬるっとした触感のお湯が特徴で、肌がしっとり潤うと評判です。
地元の食材を使った食事も楽しめるので、登山後の休憩にぴったりです。
アクセスは飯道山から車で約40分程度です。
所在地|〒528-0208 滋賀県甲賀市土山町黒川1711
信楽温泉 多羅尾乃湯
ホテルレイクヴィラ内にある「信楽温泉 多羅尾乃湯」は自然に囲まれた静かな環境で、池を眺めながら入浴できる開放的な露天風呂が楽しめる温泉です。
しかし、2024年11月現在、一般の日帰り温泉の営業は終了されています。
ただし、信楽町に在住の方と同伴される場合は日帰り入浴ができます。
こちらも飯道山から車で約40分程度で行けますので宿泊・温泉・食事を楽しまれる方には最適なスポットです。
所在地|〒529-1821 滋賀県甲賀市信楽町多羅尾1番地
温泉施設を訪れる際は、事前に営業日や時間を確認することをおすすめします。
温泉施設は、飯道山での登山を締めくくる最高のリフレッシュポイントです。
ぜひ立ち寄って、体も心もリラックスしてください!
飯道山の場所やアクセス情報
飯道山で登山を楽しむ際、主に山の中腹にある駐車場まで車で向かう交通手段と電車と徒歩の組み合わせがポピュラーな交通手段となります。
場所やアクセス情報は以下です。
所在地|〒528-0046 滋賀県甲賀市水口町三大寺
車やタクシーを利用する場合
車やタクシーが使えれば、飯道山へスムーズにアクセスできます。
車の場合、名神高速道路「信楽IC」から約10分で到着し、県道53号線を経由して飯道神社の鳥居を目指します。
林道は相対がきつく道幅が狭いため、運転には注意が必要です。
駐車場は無料で約10台分のスペースがあり、中腹から登山口まで約30分と便利です。
また、電車でJR貴生川駅に到着した後、タクシーを利用するのもおすすめです。
JR貴生川駅の前にはタクシー乗り場があります。
また、紫香楽宮跡駅からも配車可能なタクシー会社があります。
快適に登山を楽しみたい方は、車やタクシーでの移動も可能です。
電車やバスを利用する場合
公共交通機関を利用する場合、電車と徒歩の組み合わせで飯道山へアクセスできます。
信楽高原鐵道に乗り、JR草津線の貴生川駅から紫香楽宮跡駅へ向かいます。
紫香楽宮跡駅から飯道神社の鳥居までは徒歩で約1時間歩きますが、道中の景色もみどころです。
徒歩が難しい場合は、タクシーを利用すると安心です。
バスでの直接アクセスはありませんが、電車とタクシーを選ぶことで十分にアクセス可能です。
まとめ
飯道山(はんどうさん)は、初心者から経験者まで幅広い登山愛好家におすすめできる山です。
標高が低く道も整備されており、気軽に登山を楽しめるだけでなく、甲賀忍者の修練場という歴史的な背景が興味があります。
飯道山の登山では、四季折々の自然の変化や山頂からの絶景も魅力の1つです。
また周辺には車で行ける温泉施設もあり、登山後のリフレッシュにも最適です。
駐車場やアクセス情報や熊出没情報などのポイントを抑えることで、より安心して登山を満喫できます。
初心者でも気軽に挑戦できる飯道山で、四季折々の自然や歴史を感じながら特別なひとときをぜひ体感しに訪れてみてください。